幼稚園&小学生で英検3級|年長&小1の家庭で行った対策まとめ

小学生で英検3級に挑戦する場合、「何から始めればいいの?」と迷う家庭も多いと思います。
英検3級は、日本では「中学卒業程度」とされている英語レベル。
本来は 中学生が到達目標とする級ですが、近年は 小学生で合格するケースも少しずつ増えています。
長男が年長、次男が小1で英検3級に合格。
わが家では 特別な対策をした訳ではなく、これまで続けてきた英語環境と習慣の延長線上での受験でした。
この記事では、
- 文法
- 長文読解
- ライティング
- リスニング
- 面接
- 使用した教材
について、実際に家庭で行った対策をまとめています。小学生で英検3級を目指す方は、参考にしてみてください。
▼英検のまとめ記事はこちら
目次
英検3級のレベル
5級・4級で「英語は楽しい!」という感覚をつかんだら、次に訪れる壁が英検3級。
幼稚園児や小学生低学年のお子さんにとっては、以下のような点が大きなハードルになることでしょう。
- 文法:関係代名詞や現在完了が登場
- ライティング:自分の意見を英語で書く力が必要
- 長文読解:文章を読み、設問に答える力が求められる
息子たちは「ちょっと背伸び」の時期に英検3級に挑戦。
しっかりと「無理をさせない工夫」をしながら学びを続けたことで、しっかりと合格ラインに到達できました。
文法|問題集は使わない

わが家では、文法問題の対策として問題集はほとんど使いませんでした。
幼い子どもにとって、文法は「覚えるもの」ではなく「触れた量に比例して身につくもの」だからです。
英語の本やYouTubeなどを通して、日常的に英語に触れる環境を作りました。たとえば、
He is playing soccer.
She went to school.
I have finished my homework.
こうした表現を「問題」としてではなく、意味のある文章として何度も聞いたり読んだりする。
その積み重ねによって、正しい文の形が自然に身につきます。結果として、英検3級の文法問題で困ることはほとんどありませんでした。
長文|必要なのは日常的な読書

英検3級の長文は、英語で日常的に読書をしている子どもにとって それほど難しいものではありません。
特別な長文対策は行いませんでした。文法同様、続けてきたのは「日常的な英語の読書」です。
- 英語の絵本
- Raz-Plus などのオンライン多読教材
幼少期の読解力は、問題演習の量ではなく 読んできた総量に大きく影響されます。ポイントは、文章を読むときに5W1Hを問いながら読むこと。
我が家では、読んだあとに「この本の登場人物は誰?」「どこで起きた出来事なの?」というクイズ形式にして、楽しみながら読解力を育てました。
あとは 試験形式に慣れるために、無料公開されている過去問 を数回解く程度で十分です。
ライティング|型を知れば書ける
英検3級から、英作文が始まります。ここで初めて「書けない...」と手が止まるケースも少なくありません。
けれど、必要なのは 語彙力よりも「型」です。
英検3級 ライティング概要

英検3級のライティングは 2題構成。
- 意見陳述
- Eメール問題(2024年度から追加)
どちらも特別なテクニックは必要ありません。必要なのは「正しい文章で書く習慣」です。

幼い子どもは、
“Yes.” "Math."
のように、質問に対して短く答えがち。ですが、英検では、
“I like studying math.”
と、正しい文章で書く必要があります。
わが家では、試験対策というよりも、子どもたちが「書くこと自体を面倒に感じない」ようにすることを目的にしました。
これからのAI時代、キーボードや音声入力が主流になるのは間違いありません。ですが、幼少期の段階で「書く力」を手放するのは早過ぎる、という考えからこの方法を選択しました。
意見陳述の「型」

では、意見陳述について説明します。ポイントは、
- 自分の意見を明確に書く
- 理由を2つ書く
- 25〜35語程度でまとめる
この型に当てはめるだけ。
文字数が足りなくても、焦らずに「いつ」「どこで」「だれと」を説明すれば、自然に語数を増やせます。
意見陳述の採点ポイント
意見論述問題の採点は、解答は4つの観点で採点されます。
観点ごとに0~4点の5段階で評価され、得点の満点は16点。
観点1:内容
課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由2つ)が含まれているかどうか
観点2:構成
英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか
観点3:語彙
課題に相応しい語彙を正しく使えているか
観点4:文法
文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか
▼英検公式サイト
ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点 および注意点(3級)
Eメール問題の「型」

2024年度から追加された、Eメール問題。
友人からのメールに返信を書く形式です。
- 質問①②に返事をする
- 自分の感想
- 15〜25語程度でまとめる
この型に当てはめるだけ。使える表現や、決まり文句があれば尚良し。
Eメール問題の採点ポイント
Eメール問題の採点は、「内容」「語彙」「文法」の3つの観点で行われます。
観点ごとに0~3点の4段階で評価され、得点の満点は9点。意見論述問題では設けられていた「構成」は Eメール問題では問われません。
観点1:内容
課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由2つ)が含まれているかどうか
観点2:語彙
課題に相応しい語彙を正しく使えているか
観点3:文法
文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか
リスニング|対策&アプリ活用術
リスニング対策として特別な教材は使いませんでした。
こちらの無料アプリを、ゲーム感覚で取り組んだ程度です。
普段から英語を聞く環境があれば、英検3級のリスニングは難しいものではありません。
英語が日常的に流れている環境そのものが、最も効果的な準備になります。
二次試験(面接)|必要なのは「慣れ」だけ
英検3級から、二次試験として面接が始まります。とはいえ、内容はパターン化されています。

必要なのは、
- 試験の流れを把握すること
- 質問に答える「型」に慣れること
この2つだけ。
わが家では、YouTubeの面接練習動画を活用しました。
特に、Nick's Englishの英検3級 二次試験練習問題は非常によく整理されており、実践的な練習が可能です。
10回ほど練習した時点で、息子たちの不安はなくなりました。
面接は、英語力以上に「経験」が結果に影響します。ただし形式を知っていれば、過度に構える必要はありません。
使用した教材

問題集は、確認用として1冊のみ購入しました。
使用したのは、「小学生のための はじめての英検3級」
低年齢の子どもには、
- オールカラー
- 挿絵が多い
- 視覚的に理解しやすい
こうした要素が重要。内容の難易度以上に「心理的なハードルの低さ」が継続につながります。
英検3級は、特別なテクニックで突破する試験ではありません。
「英語が日常にあること」それ自体が、最も確実な対策になります。
まとめ
英検3級合格は嬉しい成果ですが、それ以上に意味があったのは
- 親子で一緒に挑戦した経験
- 英語で「自分の意見を言える」ようになったこと
- 「できた!」という成功体験から育った自信
性格も好みもまったく違う息子たちでしたが、「楽しみながらもしっかり学びにつなげる」ことが合格につながりました。







