インドの寺院めぐり入門|ヒンドゥー教・イスラム・仏教…宗教別の楽しみ方とマナー

インドを旅していると、どこに行っても目に入ってくるのが「寺院」や「モスク」などの宗教施設。
でも「どうやって参拝するの?」「服装やマナーってあるのかな?」と、ちょっと不安に思う方も多いかもしれません。
今回はそんな方に向けて、インドの主要な宗教と寺院の楽しみ方&最低限知っておきたいマナーをまとめました。

観光の一コマが、もっと深くて楽しいものになりますように!
目次
- Mandir(ヒンドゥー教寺院)
- Masjid マンディル(イスラム教モスク)
- Stupa・Monastery ストゥーパ・モナステリー(仏教寺院)
- ちょっと気になる!その他の宗教施設
- 寺院めぐりをもっと楽しむヒント
- まとめ|宗教施設は「心をひらく場所」
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Mandir(ヒンドゥー教寺院)

インドで最も多く見かけるのが、ヒンドゥー教の寺院。
色鮮やかな彫刻と装飾、神様へのお祈りの音楽や灯明の香り… まさにインドらしさがぎゅっと詰まっています。
- 有名な神様(シヴァ・ヴィシュヌ・クリシュナなど)ごとに寺院が分かれていることが多い
- 朝・夕のプージャー(礼拝)の時間には、儀式の様子を見られるチャンス!
覚えておきたいマナー
- 靴を脱いで入る(靴置き場あり)
- 肌の露出は控えめに(ノースリーブや短パンはNG)
- 本殿の神様に背を向けて写真を撮るのはNGとされることも
Masjid マンディル(イスラム教モスク)

美しいアーチや幾何学模様、静かで荘厳な空気が流れるモスクは、インド各地に存在します。
特にデリーのジャマー・マスジッドや、ムンバイのハジ・アリ・ダルガーは観光客にも人気!
- 礼拝時間外なら見学可能なモスクも多い(入口に表示あり)
- 建築美・装飾の繊細さにも注目!
覚えておきたいマナー
- 男女ともに長袖・長ズボンが基本。女性はスカーフなどで頭を覆うのが望ましい
- 靴を脱いで入場
- 礼拝中の撮影・話しかけはNG
Stupa・Monastery ストゥーパ・モナステリー(仏教寺院)

意外かもしれませんが、インドは仏教の発祥地。
ガヤー(ブッダガヤ)などの聖地や、南インド・ラダック地方などには僧院も多数あります。
- 涅槃像・菩提樹・マントラ旗など、仏教ならではの祈りの形にふれられる
- 特にブッダガヤは世界中の仏教徒が集まる聖地。多国籍な空気感が漂います。
覚えておきたいマナー
- 静かに、祈りの空気を大切に
- 写真撮影は、僧侶や本尊を撮る前に確認をとるのが礼儀
- 本尊には足を向けず、座るときは気をつけて
ちょっと気になる!その他の宗教施設
Gurudwara グルドワラ(シク教寺院)

白くて立派な建物が多く、誰でも入場OK。
無料でカレーをふるまうランガルがあるところも!
覚えておきたいマナー
頭に布を巻くこと(施設で貸し出してくれることもあります)
Jaisalmer ジャイサルメール(ジャイナ教寺院)

美しい彫刻で有名。撮影禁止の場所が多いので要注意!
覚えておきたいマナー
動物性のものを極度に避ける思想があるため、皮革製品(革バッグ・ベルトなど)の持ち込みはNGな場所も
寺院めぐりをもっと楽しむヒント
- 朝がいちばん静かで美しい時間帯。清々しい空気が流れています。
- スカーフ(ストール)を1枚持っていくと便利!日よけ・ひざ掛け・頭を覆う用に活躍
- 現地の人と同じ動きを真似してみるのも◎(何をしているのか観察してみましょう)
まとめ|宗教施設は「心をひらく場所」
インドは、宗教が日常の中に自然に存在している国。
静かに手を合わせる人たちを見ていると、文化や信仰の違いを超えて、心があたたかくなる瞬間があります。

観光スポットとしてだけでなく「大切にされている空間を訪れる」という気持ちで、ぜひ一歩ふみこんでみてくださいね。
この記事は、私自身が調べて興味を持った施設をもとにまとめています。最新の営業時間・展示内容などは、各施設の公式情報でご確認ください。