英検対策まとめ|海外で育つ英語力を確認するためのステップガイド
英検は、ただの資格取得ではありません。
海外生活中はもちろん、日本国内でおうち英語に取り組んでいるご家庭にとっても「今の英語力を見える形で確認できる指標」として、とても使いやすい試験です。
海外で、第二言語として英語を学ぶ子どもたちを間近で見てきて感じるのは、英語力の伸びは「年齢」よりも 環境・思考力・言語経験の積み重ね に大きく左右される、ということ。体感としてひとつの目安になるのは、
- 準2級は、小学校低学年頃
- 2級以降は、小学校3〜4年生以降
ただし、これは「早く取るべき」という意味ではありません。海外生活中でも、日本国内でおうち英語をしていても、英語をどう使ってきたか・どんなインプットを積んできたかによって、適切なタイミングは変わります。
無理に急がず、その子のペースでステップアップしていくためにページを活用してもらえたら嬉しいです。

目次
英検は「どの級から」始める?

英検は、学年や年齢よりも「今どれくらい英語を使えているか」で選ぶのが大切です。「何年生だからこの級」という考え方は、あまり当てはまりません。
英語での読書量、日常会話だけでなく考えを英語で整理する経験が積めているかどうかで、同じ学年でも差は大きく出ます。
ここでは、海外生活中の子・日本でおうち英語をしている子、どちらにも共通する目安で整理しています。
英検ジュニア|はじめての「テスト体験」にちょうどいい
海外生活中はもちろん、日本国内でおうち英語をしている家庭にも、とても使いやすいテストです。
最大の特長は、オンライン受験ができること。国内外を問わず、移動の負担がなく、子どもの体調や機嫌に合わせて受験日を選べるのは、親にとっても大きなメリットです。
オンライン受験の場合は、画面を見ながらクリックで答えを選ぶ形式。紙に書く必要がないため「まだ鉛筆に慣れていない」「テストが初めて」という子でも挑戦しやすくなっています。
また、会場受験であっても、一般的なマークシートではなく、鉛筆で〇をつけるだけ。テスト形式そのものがやさしく、テストは怖くないという経験作りにもぴったりです。
難易度の目安としては、
英検ジュニア Gold 合格で、英検5級〜4級程度。
- 英語の音に慣れているか
- 簡単な指示を英語で理解できるか
そんな「今の英語力」を、プレッシャーなく確認できる位置づけのテストだと感じています。英検本番に進む前のステップとしても、「英語学習の今の立ち位置を知る」ツールとしても、はじめの一歩におすすめできる試験です。

息子たちの通園していたバイリンガル幼児園は、準会場となっていました。いつもの校舎で 仲良しのお友だちと一緒にテストを受けられるのは、子どもたちにとっては気持ちのハードルがぐっと下がります。
英検5級・4級|はじめての英検におすすめ

英語に毎日触れている子にとって、5級・4級は 「英検ってこんな感じなんだ!」 を知るための入り口。
- 英語の音や単語に抵抗がない
- 簡単な英文なら意味がイメージできる
- テスト形式に慣れる経験をさせたい
そんな場合は、まずこのあたりからがおすすめです。
英検3級|「読む・書く」が本格的に始まる

3級から、ライティング・長文読解が入り、一気に難易度が上がります。
海外生活中の子や、おうち英語歴が長い子でも、「ここで初めて対策らしい対策をした」というケースは少なくありません。
- 簡単な文章なら自分の考えを書ける
- 英語で説明されても何となく理解できる
このあたりが、3級に進む目安になります。
英検準2級|「英語が使えているか」が試されるライン

準2級は「英語に慣れている」だけでは届かない級。
体感としては、小学校低学年ごろに準2級へ挑戦できると、英語運用力はかなり安定している印象があります。その理由は、
- 語彙・文法だけでなく
- 英文を読み、内容を理解し
- 自分の考えをまとめる力
が、ここから明確に求められるからです。逆に言えば、海外生活中であっても「読書量が少ない」「日本語の思考力がまだ育ちきっていない」、そんなときは無理に急ぐ必要はありません。
英検2級|思考力と言語力がそろって初めて届く
英検2級は、英語力だけでなく、思考の深さが問われる級です。
海外で英語を使って生活している子を見ていても、体感としては3〜4年生以降で挑戦できると、内容理解が安定しやすいと感じています。
- 社会的テーマの長文
- 賛成・反対を考えるライティング
- 抽象的な内容を英語で処理する力
2級では、このような力が必要になります。そのため、英語が話せるからといって 簡単に合格できる訳ではありません。年齢・学年よりも「日本語でも考える力が育っているか」「英語で読書・情報インプットを積んできたか」、この2点がそろってから挑戦することで、合格後も使える英語力として残りやすくなります。
勉強が苦手でも英検に合格できる対策
勉強が苦手でも英検に合格できる理由は、「勉強感を出さないこと」。
英語を特別な教科ではなく、生活の一部にしてしまうのもポイントです。たとえば、
- リビングに英語の本を置いておく
- 寝る前の読み聞かせを少しだけ英語で
- 休日の映画タイムは英語字幕で楽しむ
英検はその延長線上にある通過点にすぎません。だからこそ、自然な形で小学生の英検対策を進めることが成功のカギです。
また、多読をしたからといってすぐ読解力が上がるわけではありませんが、知らない単語を文脈から推測する力が確実に育ちます。
また、英語多読に加えて、YouTubeや英語のニュースも積極的に取り入れると、勉強というより「おもしろそう!」から入れるのが魅力です。
勉強が得意な子はやり方で伸びますが、勉強が苦手な子は 環境で伸びます。
英検は「全員におすすめ」ではない!

英検は便利な指標ですが、次のような場合は 無理に受けなくても大丈夫。
- 英語を「楽しいもの」と感じ始めたばかり
- テスト形式が強いストレスになる
- 読書や動画など インプット中心の時期にしたい
英語学習に正解ルートはありません。英検に挑戦しない=遠回り ではなく、その子に合ったタイミングを待つ選択も立派な判断です。
まとめ
英検は、海外生活中の子どもにとっても、日本でおうち英語を続けている家庭にとっても、今の英語力を客観的に知るための目安になります。
第二言語として英語を学ぶ子どもたちを見てきた体感としては、
- 準2級は小学校低学年ごろ
- 2級以降は3〜4年生以降
で挑戦できると、理解が伴いやすい印象です。ただし、英検はゴールではありません。級を上げることよりも、英語を使い続けられる環境や経験を積むことのほうが、長い目で見て大切です。
英検ジュニアから始めるのも、
準2級で一度立ち止まるのも、どちらも正解。
このページが、ご家庭のペースで英語学習を考えるためのひとつの指針になればうれしいです。
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