英語版キッズBEE(ASO)で銀メダル|教材・準備・戦略を完全公開

あと1問。
算数オリンピック キッズBEE部門で、ファイナル進出を逃しました。その瞬間、気づかされました。

「同じ戦い方では勝てない」

 

通常のキッズBEE上位層には、

  • 幼少期から専門塾
  • オリンピック対策を何年も継続
  • 算数が生活の中心

そんな子どもたちがいます。

 

いわゆる、寝ても覚めても算数好きの算数モンスターたち。才能も、環境も算数に向き合う時間も違います。

同じ土俵で勝つのは難しい 

これは、冷静に見れば分かる 現実でした。 

 

長男は一度、通常のキッズBEEに挑戦しています。結果は、あと1問でファイナル進出を逃すというもの。

手応えはあった。
と同時に、この世界の上位層の厚さもはっきりと見えた瞬間でした。

 

努力だけでは 埋まらない差がある。そう感じたからこそ、算数モンスターたちと同じ土俵で戦い続けるのではなく、戦う場所を変えることにしました。

この記事では、わが家が実際に行った準備のすべてを公開します。

目次


アジア算数オリンピック(ASO)とは?

Asia Sansu Olympics(ASO)は、アジア圏の小学生を対象とした算数大会。

日本で知られる「キッズBEE」に近い位置づけですが、問題は すべて英語で出題されます。求められるのは、

算数の思考力+英語の読解力

つまり、算数だけ強い子よりも「算数 × 英語」の両方を使える子が有利。

 

▼大会概要や日程は、公式サイトで確認できます。

Asia Sansu Olympics 2025


準備期間は 約2ヶ月

試験日は、2025年12月7日(日)

会場は、東京・代々木にある、国立オリンピック記念青少年総合センター。わが家は名古屋からの遠征です。

 

まず最初に確認したのは、息子本人の意思。

「前回のリベンジをしたい!」

 

2025年10月末日、
インターネットから申し込みました。

 

準備期間は、約2ヶ月。

ただし、ゼロからのスタートではありません。同年4月に、通常のキッズBEEを受験していたため、

  • 問題形式
  • 思考の流れ
  • 試験の雰囲気

は、すでに経験済み。そのため、新たな対策は行っていません。

 

やったのは、ひとつだけ。

英語の問題形式に慣れること。


使用した教材(実際に使ったもの全て)

実際に使用した教材は、主に4つです。

 

① 公式の過去問

画像


ASOキッズBEEのトライアル/ファイナルの過去問です。公式サイトから購入できます。

価格:各 ¥1,320(税込)※2026年2月時点

 

英語の「出題形式」に慣れるため、これは必須。

算数の難易度そのものよりも、英語で条件を正確に読み取れるかどうかが重要になります。

 

これを一通り解くことで、

・よく使われる英語表現
・問題文の構造
・問われ方のパターン

を把握しました。

 

② 日本語版キッズBEEの公式問題集

画像


同じく公式サイトから購入できます。

こちらは、過去10回分のトライアル&ファイナルの問題がが収録されています。英語ではありませんが、これも非常に役立ちました。

 

やったことはシンプル。

問題をスキャン(または撮影)

英訳

印刷

英語版の練習問題として使用

 

つまり、日本語の良問を、英語版として再利用。問題の質が保証されているため、これは非常に効果が高かったです。

 

各問題の正答率も掲載されているため、

・どのレベルの問題か
・どこまで解ければよいか

の目安にもなります。

 

③ 市販のキッズBEE模試(必須ではない)

市販の問題集。
Amazonや楽天、本屋で購入できます。ただし、①②を持っているのであれば、必須ではないように感じます。

 

わが家の場合、
これは長男が小1の頃、既に購入済み。

この問題集がきっかけで、「算数って面白い」と感じたようでキッズBEE挑戦につながりました。きっかけとしては、とても良い教材です。

 

④ 算数星人のWEB問題集

無料でキッズBEE問題が公開されています。質が高く、問題数も豊富です。キッズBEEだけでなく、

  • 算数オリンピック
  • 中学受験の算数

などのレベルの問題もあります。

 

無料とは思えない内容です。ありがたや。

▼サイトはこちら
算数星人のWEB問題集


当時、息子の英語力

長男は、小2で英検2級を取得しています。英語版 キッズBEE用の英語の勉強は、一切していません。

理由は、すでに「読む力」は十分あったから。必要だったのは、算数の英語表現に慣れることだけでした。

 

小学生で英検2級|小2の家庭で行った対策まとめ(語彙・ライティング強化!)

英検2級は、「英語で考え、伝える力」を試される級です。 また、自分の考えを英語でまとめる力が必要になるため、大きな挑戦になります。 長男が小2で英検2級に合格。 帰…


実際のテストの難易度は?

難易度の印象は、日本語キッズBEEより、やや易しめ。

体感としては、トライアルとファイナルの中間といったところでしょうか。

 

算数そのものの難易度よりも、英語で正確に条件を理解できるか。ここが重要。英語に抵抗がなければ、普通の算数好きな子でも十分に戦えます。


当日の様子と参加者層(〇〇〇が多い)

息子は緊張するタイプではないため、東京遠征そのものを楽しんでいました。参加者は、

  • 日本人:約8割
  • 海外参加者:約2割

 

海外からは、

  • インド
  • インドネシア
  • カンボジア
  • シンガポール
  • タイ
  • フィリピン
  • マレーシア
  • モンゴル

など、多くの国から参加。

 

表彰式で主催者の方が話していたのは、「日本人の受験者が増えている」という興味深いトピック。

実際に 挙手による確認では、日本語キッズBEEと英語版両方を受験している子が多く見られました。

 

戦略として英語版キッズBeeを選ぶご家庭は、密かに増えてきているのかもしれません。


遠方から参加する場合の注意点

画像


当日のスケジュールは、

  • 試験 16:00~17:00
  • 表彰式 18:00~19:30

ただし、表彰式は延長する可能性があります。実際、わが家が名古屋の自宅に到着したのは、22時過ぎ(翌日学校あり)

 

表彰式は、任意参加。
順位とメダル授与はありますが、形式的な側面もあります。ただし、

  • メダルを首にかけてもらう
  • 上位入賞者の集合写真

を希望する場合は、参加をおすすめします(よい記念になります!)

なお、メダルは一度返却し、名前刻印後に郵送されます。


最後に

特別な塾には通っていません。
特別な才能があったわけでもありません。やったのは、戦う場所を変えたこと。

そして、その場所に慣れる準備をしたこと。それだけです。

 

算数が好きな子にとって、【算数×英語】という選択肢は、可能性を広げる大きな武器になりました。

 

算数モンスターたちと同じ戦い方をしなくても、子どもが輝ける場所はある。

大切なのは、わが子に合った戦い方を見つけること。この記録がその一助になれば嬉しいです。