なぜインドの子は算数が得意なの?インド式算数 Vedic Mathsを徹底分析

インドの教育って、どこかハードなイメージがありませんか?「九九が19の段まである」「暗算がめちゃくちゃ速い」なんて話もよく聞きますよね。

実は わが家の息子も、インド式算数にハマったひとり。

この記事では、インド式の学び方や、驚きの計算テクニック、そして「なぜこんなに計算が得意な子が多いのか?」というインド教育の秘密を、実体験を混じえて紹介してみたいと思います。

 

目次

インド式算数 Vedic Mathsとは?

インド式算数として知られているのが、Vedic Mathsです。これは、計算を速く、シンプルに処理するための考え方や手法をまとめたものとして広く知られています。

特徴的なのは、数字をそのまま正面から計算するのではなく、

  • 分ける
  • まとめる
  • 近い数に置きかえる
  • 規則を見つける

といった形で、別の角度から見ることです。つまり「答えにたどり着くまでの道がひとつではない」という発想。

たとえば、学校では筆算を使って順番に解く場面でも、インド式算数では

「もっとラクに見えないかな?」
「別の考え方はできないかな?」

と考えます。この見方の切り替えこそが、インド式算数の面白さ!

計算が速くなる+考え方がやわらかくなる

インド式算数というと、暗算の速さや計算テクニックが注目されがちです。もちろん、それも大きな魅力。でも、教育の視点で見たときに面白いのは、そこだけではありません。子どもが

  • やり方は一つじゃない
  • 数字には見やすい形がある
  • 工夫すると計算はもっと楽になる

と感じやすいことです。この感覚は、受験の有無に関係なくとても大事だと思っています。

計算問題でも文章題でも、伸びる子は習った方法をそのままなぞるだけでなく、自分なりに見方を変えることができる子が多いからです。

親目線で感じた、インド式算数の価値

私がインド式算数に面白さを感じたのは、計算が速くなること以上に、子どもの思考がほぐれる感じがあったから。学校の学びでは、まず基本の方法をきちんと身につけることが大切です。

でも家庭学習では、そこに少しだけ「別の方法もあるよ」「こっちの見方もあるよ」という視点を足してあげてもいい。その役割として、インド式算数はかなり相性がよいと感じました。特に、

  • 一つのやり方にこだわりやすい子
  • 計算はできるけれど、考えることは苦手な子
  • 工夫する面白さをまだ知らない子

には、よい刺激になりそうです。

わが家で使ってみた本


わが家で見たのは、この2冊です。

■ インド式かんたん計算法 「2ケタ」「3ケタ」かけ算編

かけ算にしぼっていて、入りやすい一冊でした。最初にインド式の雰囲気を知るにはちょうどよかったです。

 

■ インド式かんたん計算法

こちらは、計算の工夫をもう少し広く楽しめるタイプ。
計算の裏ワザが好きな子、パズル感覚で学びたい子にはこちらも合いそうです。


本選びで大切なのは、

  • 難しすぎないこと
  • 子どもが面白そうと思えること。

この2つかなと思います。
長男が本屋でインド式算数の本を持ってきたとき、正直かなり意外でした。なぜなら、もっと一般的なドリルを選ぶと思っていたから。

でも、やってみると反応がよかった。
ただ計算するのではなく、「なんでこうなるの?」「こっちのほうが簡単じゃない?」「この数字、まとめたほうがラクだね」と、数字の見方そのものに興味を持ち始めました。

親としても印象に残ったのは、答えが早くなったこと以上に、算数を考えるものとして楽しんでいたことです。

まとめ|中学受験に限らず、土台になる力

インド式算数の考え方は、中学受験をする子だけのものではないと思っています。もちろん、複数の解き方を持つことは受験でも強みになります。でもそれ以上に、

  • ひとつの方法に固執しない
  • 別の視点から見る
  • 数字の特徴に気づく

こうした力は、どんな学び方にもつながります。筆算も、そろばんも、反復練習も大事。そのうえで、方法に縛られない感覚を持てると、算数はもっと面白くなるはずです。

 

インド式算数 Vedic Mathsは、単なる計算テクニックではなく、数字を別の角度から見るための入り口。

  • 速く解く。
  • ラクに考える。
  • やり方は一つではないと知る。

この感覚は、算数の点数だけではなく、子どもの思考のやわらかさにもつながっていく気がします。

計算方法を増やすことが目的ではなく、考え方の幅を広げること。そう考えると、教育に関心のある親にとって、インド式算数はかなり面白いテーマですよね。